日 時: 2022年 7月23日 (土) 18:00~
会場: 安城市民交流センター 1階 活動室
講 演:
常木静河先生(愛知教育大学)
『植物たちの繁殖戦略 ~ツユクサを例として~ 』
〈小鹿便り〉
この季節はとても身近な雑草であるツユクサの繁殖戦略について、実際に大学での研究・調査の結果からお話をいただきました。ツユクサの花では、開花直前におしべが伸長することで、開花した段階ではすでに自分の花粉によって受粉が行われているそうです。どうして、そのようなことが起きているのか、周辺で生活している動物による花の食害という視点から解明した成果を発表していただきました。お話はとてもわかりやすく、この植物がどうして繁栄しているのか、その理由が少しわかった気がしました。
以下、一人一話から(敬称略)
金森:人間環境大学の立脇先生の協力を得て、ソナグラムを使った調査方法を展開し、西尾市市史でのコウモリ調査で新知見を得ることができた。
森田:石垣島のジャングルには、インドクジャクが野生化・繁殖している。近くでも美しい尾羽を拾うことができるとのこと。
堀田:奥多摩方面に行って,各種シダ類を観察、特にヒメウラジロの仲間を見てきた。
子安:白山に生息するトガリネズミなどの哺乳類の調査を計画している。大学の博物館で「光る生き物の展示会」を計画中。
原田:三河湖等のライトトラップで,クワガタムシが45頭前後採れた。
伊木:ミミズ類の研究をしている。関係で9月からタイに留学の予定。
濱嶋:アルテミア(プランクトン)を育てている。
杉坂:毎日のようにチョウ類の撮影に奔走。長野県ではウラキンシジミ・コヒョウモンモドキ等を撮影した。
小鹿:事務連絡、各観察採集会の報告・予告、直前に迫った第59回安城市自然観察会の連絡。7/2・3の作手観察会・ライトトラップでは、ゴホンダイコクコガネやスズメガ類が多数飛来した。7/9のツヤハダゴマダラカミキリ観察会では、発生地に行って多くの個体を観察できた。