梅雨明け直後の8月1日(土)、山崎隆弘先生の案内で、 2020年度第3回の観察採集会を面ノ木峠で行いました。
- 参加者は、田中正明・緒方清人・山崎隆弘・杉坂美典・金田吉高 ・城殿浩・原田究・戸田尚希・小鹿亨・伊藤さん親子(3人)(敬称略)が参加しました。
10時に面ノ木第1園地の駐車場に集合、開会行事と写真撮影をして約1時間、駐車場周辺で各自自由散策を行いました。
11時に駐車場に再集合の後、西側の面ノ木風力発電所を通り、井山展望台まで歩きました。風力発電の風車が立っているあたりは草地が広 がっており、見晴らしもよく設楽町方面がよく見渡せました。初めて訪れる者には、駐車場周辺からはイメージしにくい光景でした。
ここでお昼を食べて再度記念撮影を行い、駐車場まで下って閉会になりました。この後も、原田さんは現地に残り、夕方からライトトラップを行ったそうです。
一帯ではジャノメチョウの発生期にあたっていたようで、新鮮な個体がたくさん観察できました。両部の花を訪れているオオウラギンスジヒョウモンがいくつか見られ、黒いアゲハチョウがときどき、頭上を飛び越していきます。展望台付近では山頂に集まってくるキアゲハのオスが複数観察できました。他にもセダカコブヤハズカミキリを採集していた人がいたようです。
バイケイソウの花が咲いていましたが、葉がほとんどありませんでした。どうもシカによる食害のようで、他にも茎の上部を食べられた植物が目立ちました。道の上にもシカの足跡
や糞が見られました。