矢作川でライトトラップ 2022年6月24日(金)


  • (小鹿記録帳)

     6月24日(金)に安城市川島町矢作川河川敷公園にて、第6回の観察採集会を開催しました。参加者(敬称略)は、約60名程 で、そのうち研究会からコウモリの観察に参加したのは(約15名程) 、金森・堀田・伊木・原谷・高橋 ・森下 ・伊藤(親子)・高橋(親子)・島田(親子)・濱嶋(親子)・小鹿・立脇(他コウモリ調査隊数名)でした。

     17時頃から設営を開始して、18時半を過ぎた頃から点灯してもらいました。原田さんによれば、飛来したのはコガネムシ類多く、スズメガ類は12時を過ぎてから飛来したようです。クワガタムシ類は、ノコギリクワガタのメスが1頭とれ、翌日のサロンに持ってこられました。

     20時からは立脇さん(人間環境大学)たちの「あいちコウモリ調査隊」によるiPadを使った調査方法の体験も行なわれました。研究会からは高橋さん親子・伊藤さん親子・金森先生・堀田先生・原谷さんたちが参加しました。コウモリについてのおおよその説明の後に、機械を使った調査を体験させてもらいました。こちらはタブレットのiPadに専用の録音用機器を取り付け、専用のアプリでソナグラムを表示するというものでした。コウモリの鳴き声(超音波)の全ての周波数を時間と同時に調べらる優れもので、たちまちのうちにその場所に2のコウモリ(アブラコウモリとヒナコウモリ)が飛んでいることがわかりました。平素からお仕事で超音波を使った機器を扱っている原谷さんは、興味深そうに見入っていました。

     ライトが点灯し始めたころ、川の下流側コムラサキを探していた原谷さんが戻ってきて、「たくさんいますよ!」と言って見せられた毒ビンの中を見るとなんとツヤハダゴマダラカミキリがたくさんつまっています。で本種は在来のゴマダラカミキリとの識別点で、いわゆる前胸背部分に白斑がありません。原谷さんに案内してもらうとヤナギ類の河畔林で、枝先に黒いカミキリがいくつもしがみついていました。

     当日は夏の安城市自然観察会の下見がおこなわれた直後でした。こちらの本番は7月26日の早朝8時から10時、同じ場所で行われます。安城市内の小中学生が対象の行事ですが、主催者に了解をもらい野生研と三河昆虫研究会の会員は見学が自由です。よろしければご参加ください。当日は駐車場の入り口に係が立っていますが、研究会のメンバーであることをお伝えください。