作手でライトトラップ 2022年7月2日(土)


  • (小鹿記録帳)

     7月2日11:00~7月3日の早朝

    参加者:(敬称略)山崎・原田・島田(家族5名)・愛知教育大学島田研究室学生(3名)、高橋(親子)・森下・原谷(友人2名)・奈須・小鹿

     今回の集合場所は、作手清岳の道の駅「つくで手作り村」。まず、近くのJAでお弁当購入のために寄りました。ここのJAでは山崎さんに作手の名物食材を教えてもらいました。

     山崎隆弘さんの案内で岡崎市との境にある巴山でお弁当を食べながら採集観察を行いました(写真)。その後は、川尻城趾に場所を移して採集観察を行いました。

     昼間の部を終えてから、夕食を買い込み、山崎さんの別荘へ移動。途中の道路が通行止めになっており、山の中の迂回路を使うことになりました。島田さん一家や森下さん・奈須さんたちも合流し、ライトトラップの設営・運用が始まりました。この夜のライトトラップは、山崎さんの別荘と少し離れた川沿いの2ヶ所で設置しました。

     原田さんが今回の作手に持ち込んだライトトラップは、装備をいくつか増やした「強化型」だったそうで、彼の今回の観察会に対する意気込みが分かります。ただ、今回の「作手ライトトラップ」は時期・天候などの条件がよかったにも関わらず、クワガタムシカブトムシなどの飛来数は意外にも少ないものでした。しかし、スクリーンにはヘビトンボカワゲラ類トビケラ類カゲロウ類がたくさんとまり、蛾類はいろいろと飛来して、特に上翅に銀色の斑紋が美しいギンモンスズメモドキは数が多く、スズメガ類ホソバスズメの仲間が複数種でやってきたり、ビロードスズメヒメククチバスズメモモスズメクルマスズメなどが多数来たりしていました。タッタカモクメシャチホコも何頭か飛来していて、状態がよく最近羽化したものと思われます。夜が更けてくると、ゴホンダイコクコガネエンマコガネの仲間も飛んできていて、形の面白さからみなさんに人気でした。これらの甲虫はスクリーンから少し離れた場所に降りることも多いようで、不運にも踏まれてしまった個体もいくつか見られました。

     今回の観察会を実施する似たあたり、ライトトラップを設営運営していただいた原田さん、別荘をお貸しいただいた山崎さん、参加者の名簿を整理・入力いただいた島田先生、また、高橋さん親子・原谷さんにはライトトラップの設置・撤収を手伝っていただきました。みなさんに感謝いたします。

     なお、覚えている方もいると思いますが、前日の夜からKDDIが通信障害を起こしていて、事務局の携帯電話が使えず連絡が取れない状況でした。関係の皆さんにはご迷惑をおかけしました。