- (小鹿記録帳)
2022年10月1日~2日
参加者:7名 (敬称略)堀田・原田・森下(家族で参加)・原谷・小鹿(事務局)
茶臼山で今年2回目のライトトラップを実施しました。この日は平野部で「夏日」の気温になっていましたが、茶臼山高原はとても涼しく、白いオギの穂が景色を埋めて、サクラ類の葉も紅葉して、すっかり「秋」でした
。
野生研副会長の堀田先生と事務局の小鹿は、稲武町小田木周辺で観察を行ってからの高原道路を山頂方面に向かいました。集合時間に現地に着いてみると、すでに担当の原田さんが防炎シートを広げて、スクリーンを張り終えていました。
18時ころに原谷さん、19時ころには森下さんご一家が到着して、この日の参加者が全員そろいました。
秋分を過ぎて日没が早くなっていることもあって、ライトトラップは18時前には点灯されました。気温が低いこともあり、飛来する昆虫類の数は少なかったのですが、現地ではクスサンが発生期をむかえていたようで、度々飛来して総数は10数頭を越えたものと思います。同じヤママユガの仲間では、より小さなヒメヤママユが数頭、比較的状態のよいヤママユの♀が飛来しました。
今回の「本命」ともいえるカトカラ類は、ムラサキシタバとシロシタバが23時前に飛来しましたがやや飛び古しており、原田さんによれば「1週間程度前に羽化したものではないか」とのことでした。クロホウジャクやエビガラスズメも少数やってきました。
アメバチ類については、今回も時間帯にあまり関係なく多くの個体が飛来していて、森下さんによれば秋に出てくるもの中には、おもしろい種が含まれているそうです。