第50回サロン:2022年7月30日(土)18:00~

西三河野生生物研究会・三河昆虫研究会 第50回サロン 小鹿だより

講演「私の標本整理術!」

三河昆虫研究会副会長・西三河野生生物研究会幹事 山崎隆弘先生  
 
 今回は記念すべき第50回のサロンで、講師はメモリアルにふさわしい三河の昆虫界のレジェンド山崎隆弘先生に講演をお願いしました。

 標本の作り方から、整理の仕方・資料のまとめ方にいたるまで、詳しく説明をしていただきました。採集・標本作成・文献の収集・産地データの整理など、そうやって徹底して取り組むことで、「楽しみが何倍にも増えていく」という言葉がとても印象的でした。

 会場にたくさんの標本箱を持参して、それを見せながらの講演だったので、来場者のみなさんはとても充実した時間だったと思います。

 山崎先生は、どんなフィールドでも全ての昆虫を採集して標本にすることを常に心がけているとのことです。最後に、「虫を集める人は、いろいろなものを集めることが好き。そうしたことが次の活動意欲を沸き立たせる」とも話して見えました。


恒例一人一話(敬称略)

伊木ミミズの調査で出現種と環境との関係を実感。近くタイへ留学するので、今のその準備も忙しい。

岩崎:先日の段戸裏谷LT2には参加した。サロンは今回が初めての参加。クワガタ飼育とチョウに関心。先日、北海道でオオルリオサムシなどを狙った。

原田:北海道での採集方法にアドバイス。現在引っ越し作業中。

高橋智:家族で小呂湿地に出かけ、ジャコウアゲハウズグモオオシオカラトンボサギソウなどを観察。ハンミョウを採集したいので情報を。

大野:今年はクマゼミの羽化不全が多いが、原因が分からないとのこと。

杉浦:お盆過ぎに長野県方面に出かけて、キベリタテハヒオドシチョウを多数目撃。チョウ撮影時の渓流釣り竿の利用について。

高橋慧タマムシを採集したが、とても低い位置にいたのはなぜ?カブトムシ♂の立派な標本を制作して会場に持参した。

杉坂:連日朝3時起きで長野県方面に遠征。憧れのオオイチモンジメスの生態写真を撮影。他にもキマダラモドキ他の珍しいチョウを撮影。

濱嶋:長野県売木村に出かけて、ヒメカマキリモドキを撮影してきた。

近藤:初めて参加。とても充実した時間でした。

事務局:観察採集会の連絡(9/3茶臼山ライトトラップ 10/8田原市の塩性池と蔵王)、会報の原稿募集など。MLで配信のサロンのレジュメをご参照ください。

次回サロンは9/24(土)18:00~ 講演は人間環境大学の立脇先生哺乳類の「ロードキル(交通事故)」についてお話しいただきます。